1.福山市 童子
三日目の晩飯は、広島県に入ったということで広島風お好み焼きを食べることにした。この店は関西風と広島風のどちらもあり、いか・えび・豚・玉ねぎなどのベースにそばやうどん、牡蠣などをトッピング出来る。今回は広島風にそばをトッピングして一通り食べることにした。十五分ほどで焼きあがった生地が目の前の鉄板に運ばれ、ソースや鰹節などは自分の好みでつける。他ではあまり見ない玉ねぎの入ったお好み焼きが美味しかった。
2.尾道市 朱華園
四日目は尾道から海を渡り、しまなみ海道を走破する100キロ超えの行程の予定だ。その腹ごしらえに尾道ラーメンの有名老舗店に行くことにした。今や全国に名を轟かしている尾道ラーメンだが、ブームが起きたのは90年前後のことで、それ以前からの老舗とマスメディアで取り上げられる尾道ラーメンのイメージとでは少し違いがあるようだ。瀬戸内海の豊富な魚介を使った出汁が特徴とされることが多いが、この店のスープはシンプルな鶏ガラ醤油だ。まさに昔ながらの中華そばといった感じで、先述のイメージを持って食べたので拍子抜けしてしまったが確かに美味い。平日にもかかわらず行列を成していたのも納得できる味だった。